日本でのハロウィンブームを巻き起こしたユニバーサル・スタジオ・ジャパン

今年もハロウィンの時期が近づいて来ました!

近年は日本でも大盛況のイベントとなっていますが、一体いつからハロウィンが流行り始めたのか?

そして、どのようにハロウィンが広まってきたのかということについてデータからはどんなことがわかるのでしょうか?

今回は、ハロウィンがいつから流行り始めいつブレイクしたのかをデータから分析していきたいと思います。

まずは、ハロウィンは10月31日のイベントということもあり、その前後での検索ボリュームが非常に大きくなっていると考えられます。

そこで、検索ボリュームが最も大きくなると考えることのできる10月における、「ハロウィン」というキーワードの検索ボリュームだけを抽出して作成したグラフがこちらです。

こちらのグラフを見ていただければ、2010年と2011年を境として、「ハロウィン」の検索ボリュームが突然伸び始めていることがわかります。

その後5年間で検索ボリュームは約5倍まで膨れ上がっていることがわかります。

おそらく2011年のハロウィンの前に何らかで話題になり、それから爆発的にハロウィンが大きなイベントになっていったのだと考えられます。

では、2011年になぜハロウィンはこれほど知名度を高めたのでしょうか。

大きな要因としては、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが2011年から開催している、「ハロウィン・ホラー・ナイト」が挙げられるのではないでしょうか。 まずは検索ボリュームを見てみましょう。

2011年10月に、それまではほとんど検索されていなかった、「ハロウィン・ホラーナイト」というキーワードで、検索ボリュームが大きく伸びていることがわかります。

これは、2010年にユニバーサル・・スタジオ・ジャパンに入られた森岡氏による改革の一環で、これまで有料でチケットが4000円程度であったハロウィン・ホラー・ナイトを無料にした年です。

実際に森岡氏自身も2011年の「ハロウィン・ホラー・ナイト」が日本人のハロウィンの楽しみ方を変革したと考えているようです。

「2011年に当たったのは、『ハロウィーン・ホラー・ナイト』です。ゾンビに扮装したクルーをパークに放って、パーク全体をお化け屋敷にしたのです。 昼とは違う、夜のダークサイドな”コワ楽しい”体験は大ヒット。日本人のハロウィーンの楽しみ方自体を変革して、毎年巨大な需要を作り出すことに成功しました」(森岡)

President Online 「集客数700万人を3年で50%増! USJ、背水の陣でアイデア連発」より

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィーン・ホラー・ナイトは日本人のハロウィンに対する意識を変えさせるきっかけとなったと言ってもいいかもしれません。

一方、日本最大のテーマパークである、東京・ディズニー・リゾートでは、ディズニー・ランドで1997年、ディズニー・シーでは2009年からディズニー・ハロウィンを開催しています。

しかし、2011年は東日本大震災の影響により、東京・ディズニー・リゾートではディズニー・ランドのみの開催し、ディズニー・シーの開催は中止したこともあり検索ボリュームはあまり伸びていません。 以下が検索ボリュームの推移になります。

2011年の「ディズニー・ハロウィン」の検索ボリュームは前年比でほとんど伸びていないことがわかります。

ハロウィンの普及には、長期的にはSNSによる拡散といったものが大きな影響を与えているに違いありません。

その一方で、2010年と2011年を境に起こったドラスティックな変化はUSJのプロモーション波及効果よるものと考えられるのではないでしょうか。